えう)” の例文
もつと引續ひきつゞいた可恐おそろしさから、うはずつてはるのだけれど、ねずみえうちかいのでないと、吹消ふきけしたやうにはけさうもないとふので、薄氣味うすきみわるがるのである。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なほにくむべきは、くわしをりは人のおきたるやうに書案つくゑの上にあり、ひらき見ればおほひたる紙もそのまゝにて、くわしはみなくらひつくせり、そのえうをなしし事不思議ふしぎ也。
えうこそしか、ひるさがりりあかり
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
えうの火つとふ荒男——
はめつ (新字旧仮名) / 渡久山水鳴(著)
幻師げんしやすゑしえう
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
きのこだからえるとつて、むしつてはて、むしつてはてたので、やがてえうんで、一家いつか何事なにごとさはりもなかつた——鐵心銷怪てつしんくわいをけすえらい!……と編者へんじやめてる。わたしわらはれても仕方しかたがない。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
えうこそしか、御燈みともしはねむたげに
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
えうこそしか、姫百合ひめゆり木暗こぐれ俯居うつゐ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
したゝかなえうである。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かまいたちえうの使ひ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
えうの夜しづむ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)