“妖婉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようえん80.0%
あで20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方ヘロデ・アンチパスもまた淫乱にして残酷なる人物であったから、ヘロデヤの妖婉ようえんに迷いてその妻アレタスを棄てました。
不幸にも時と所とを間違えて天上から送られた王女であるとまで自分に対する矜誇ほこりに満ちていた、あの妖婉ようえんな女性はまごうかたなく自分なのだろうか。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
やさし美しいとおしの、姿や妖婉あで女郎花おみなえし、香ばしき口にたえの歌、いとも嬉しき愛のぬし、住むふるさとの極楽に、まされるわらわの楽しみを、受け給わねば世の中に、これより上のおろかなし
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)