“矜誇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほこり50.0%
きょうか25.0%
たかぶり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田代君はあらゆる蒐集家に共通な矜誇ほこりの微笑を浮べながら、卓子テーブルの上の麻利耶観音と私の顔とを見比べて、もう一度こう繰返した。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
矜誇きょうか、愛欲、疑惑——あらゆる罪は三千年来、この三者から発している。同時にまたおそらくはあらゆる徳も。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
おのれ矜誇たかぶりある時は愛において充分なるを得ない。わが心神の前に深くへりくだるに至って無情なる友をも、またいかなる敵をも愛し得るのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)