“妖霊星”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようれいぼし66.7%
ようれいせい16.7%
ようれぼし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「天王寺の妖霊星ようれいぼし!」羽団扇はうちわで膝をたたきながら、僧正天狗、頼宣卿、さも豪壮に歌いだした。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こうさけんだ蚕婆かいこばばあ妖霊星ようれいせいをグッとにらんで、しばらく首をかしげていたが、まもなく、黒い蝶々ちょうちょうが飛ぶように、そこからヒラヒラと走りだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして虚空から、「天王寺の妖霊星ようれぼしを見ずや」と歌います。その声が聞えると、高時は正気に返って立上り、小長刀なぎなた片手に空をにらみます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)