“羽団扇”のいろいろな読み方と例文
旧字:羽團扇
読み方割合
はうちわ75.0%
はねうちわ16.7%
はうちは8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
では小さい面が光のぐあいで大きく映ったのかしらと床柱の側まで行って見ると、そこに掛かっているのはただ羽団扇はうちわと円い団扇だけであった。
夏目先生の追憶 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
その頃、誰が云い出したのか知らないが、コロリの疫病神をはらうには、軒に八つ手の葉をつるして置くがいいと云い伝えられた。八つ手の葉は天狗の羽団扇はねうちわに似ているからであると云う。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
羽団扇はうちはのやうにあたたかく わたしのうしろに ゆらめいてゐる。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)