“はねうちわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
羽団扇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、誰が云い出したのか知らないが、コロリの疫病神を攘(はら)うには、軒に八つ手の葉を吊(つる)して置くがいいと云い伝えられた。八つ手の葉は天狗の羽団扇(はねうちわ)に似ているからであると云う。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
寝乱した、男くさいベッドのそばをすりぬけて窓のそばへ行くと、天狗の羽団扇(はねうちわ)のような栃の葉繁みのむこうの湖水に船が四、五隻も出て、なにかただならぬ騒ぎをしているのが見えた。
肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)