“益城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ましき66.7%
ますしろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肥後国益城ましき郡に大伴君熊凝おおとものきみくまこりという者がいた。天平三年六月、相撲部領使すまいのことりづかい某の従者として京へ上る途中、安芸国佐伯郡高庭たかにわ駅で病死した。行年十八であった。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
又七郎は益城ましき小池村に屋敷地をもらった。その背後が藪山やぶやまである。「藪山もつかわそうか」と、光尚が言わせた。又七郎はそれを辞退した。竹は平日もご用に立つ。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そんなたんびに、むっつり黙り屋の父は、私を呼んで、いつもの旦那先である益城ますしろ屋に「荷がないか」と聞きにやった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)