“反古紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほごがみ96.6%
ほごっかみ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれだけおおぜいの専門的な研究家が集まってよくもあれほどまでに無意味な反古紙ほごがみのようなものをこしらえ上げうるものだという気がする。
昭和二年の二科会と美術院 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ズル/\ツと扱出こきだしたは御納戸おなんどだかむらさきだか色気いろけわからぬやうになつたふる胴巻どうまきやうなもの取出とりだしクツ/\とくとなかから反古紙ほごがみつつんだかたまりました。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
と思うと、いきなりこんなばかげた中傷だらけの反古紙ほごっかみをわしに背負しょい込ませる。ふふん、なるほどな、筆のうえじゃ君は勇気があるて。ところで、これがもしこの滑稽な手紙だけなら、まだいいさ。
トリスタン (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)