『トリスタン』

ここは療養院「アインフリイト」である。横に長いその本館と、それから側翼とは、白く直線的に、広い庭園の真中に横たわっている。庭園には、岩窟や外廊や樹皮でつくった小亭などが、面白くしつらえてある。そして療院のスレエト屋根の向うには、樅の色も蒼々 …

著者	パウル・トーマス・マン
翻訳者	実吉捷郎
ジャンル	文学 > ドイツ文学 > 小説 物語
原題	TRISTAN
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約1時間28分（500文字/分）
朗読目安時間	約2時間26分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

夙（とっ） 空（くう） 看取（みと） 顫音（トリル） 音（おん） 出（い） 泊（と） 随（つ） 臥（ね） 空（から） 禁（と） 汝（な） 排（は） 性（たち） 寛（ゆる） 何時（なんどき） 尻（けつ） 緘黙（かんもく） 上蓋（うえぶた） 背負（しょ） 脾弱（ひよわ） 剛（こわ） 蓆（むしろ） 褥（しとね） 親父（おやじ） 閾（しきい） 伽噺（とぎばなし） 項（うなじ） 題扉（とびら） 抽斗（ひきだし） 空（そら） 地壇（テラス） 女子（おなご） 短柄（みじかえ） 眼頭（めがしら） 生物（いきもの） ○（まる） 帷（とばり） 橇（そり） 樅（もみ） 楽旨（モティイフ） 服装（なり） 斟酌（しんしゃく）