“看取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしゅ50.0%
かんしゆ33.3%
みてと8.3%
みと8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どっちの場合も、人様ひとさまのおかげをもって、どえらい傍杖的そばづえてき被害をくらおそれが十分に看取かんしゅされたものだから、どうして落付いていられようか。
さう云へば遺書の文字さへ、鄭板橋ていはんけう風の奔放な字で、その淋漓りんりたる墨痕ぼくこんの中にも、彼の風貌が看取かんしゆされない事もない。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
お源は又た早くもこれを看取みてとりお徳の顔をにらみつけた。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
クレエテルヤアン氏の夫人のほうはどうかというに、彼女が心から良人を愛慕しているということは、明らかにはっきりと看取みとることができた。
トリスタン (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)