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看取
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かんしゆ
ふりがな文庫
“
看取
(
かんしゆ
)” の例文
さう云へば遺書の文字さへ、
鄭板橋
(
ていはんけう
)
風の奔放な字で、その
淋漓
(
りんり
)
たる
墨痕
(
ぼくこん
)
の中にも、彼の風貌が
看取
(
かんしゆ
)
されない事もない。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かゝる場合に
看取
(
かんしゆ
)
せられる壮観は、
丁度
(
ちやうど
)
軍隊の整列
若
(
も
)
しくは舞台に於ける
並大名
(
ならびだいみやう
)
を見る時と同様で一つ/\に離して見れば極めて平凡なものも集合して一団をなす時には
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これは又現世の用語を使へば、「人生的」と呼ばれる作品の一つ、——「憐れな男」にさへ
看取
(
かんしゆ
)
出来るであらう。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
定めし少女も小生と同様、桜の花や
花崗岩
(
みかげいし
)
や
潮
(
しほ
)
の
滴
(
したた
)
る海藻を
想
(
おも
)
ひ居りしことと存じ候。これは決して
臆測
(
おくそく
)
には
無之
(
これなく
)
、少女の顔を
一瞥
(
いちべつ
)
致し候はば、誰にも
看取
(
かんしゆ
)
出来ることに御座候。
伊東から
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“看取”の意味
《名詞》
見てとること。見て知ること。
(出典:Wiktionary)
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“看”で始まる語句
看
看護
看板
看破
看做
看過
看病
看護婦
看経
看客