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看取
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かんしゅ
ふりがな文庫
“
看取
(
かんしゅ
)” の例文
どっちの場合も、
人様
(
ひとさま
)
のおかげをもって、どえらい
傍杖的
(
そばづえてき
)
被害を
喰
(
くら
)
う
虞
(
おそ
)
れが十分に
看取
(
かんしゅ
)
されたものだから、どうして落付いていられようか。
時限爆弾奇譚:――金博士シリーズ・8――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
敵の
礮
(
いしびや
)
と我の弓矢とは、
其
(
その
)
威力に於て
著
(
いちじ
)
るしい相違があった。朝高は早くも
之
(
これ
)
を
看取
(
かんしゅ
)
して、我も彼と等しき巨砲を作ろうと思い立ったのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
いずれも目立たぬ
扮装
(
いでたち
)
をして、いずれも編笠を真深にかぶって、そうして袴を裾短かにはいて、意気込んでいるということだけは十分に
看取
(
かんしゅ
)
することができた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それがだれであったかは、当時もいまもよくわかっていないが、アバス・ヌリ殿下の行動に危険を
看取
(
かんしゅ
)
してにわかに呼び返したのは、この「第二号」だったと言われている。
戦雲を駆る女怪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
唯三人の将校の顔面筋肉が段々と引きしまって来て、其の顔色は同じように
蒼白化
(
そうはくか
)
し、其の下唇は微かに打ちふるえて来るのを
看取
(
かんしゅ
)
することが出来ました。
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
車扉
(
ドア
)
が開けられて、降りるようにという声がする。降りた、そこを五、六人の男が包囲してしまう。表面は
慇懃
(
いんぎん
)
な態度だが、それは冷い敵意の変形でしかないことを、マタ・アリは素早く
看取
(
かんしゅ
)
した。
戦雲を駆る女怪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
恐らく此の女は、男湯の騒ぎの
最中
(
さなか
)
に殺されたものであろう。そう想う人々の面に、何がなし深い恐怖と不安が
漂
(
ただよ
)
い初めたのを、赤羽主任も一通り
看取
(
かんしゅ
)
する余裕を持っていた。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“看取”の意味
《名詞》
見てとること。見て知ること。
(出典:Wiktionary)
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“看”で始まる語句
看
看護
看板
看破
看做
看過
看病
看護婦
看経
看客