“伽噺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とぎばなし96.4%
おとぎばなし1.8%
とぎ0.6%
とぎはなし0.6%
とぎばな0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょいとのぞいてみると、いわく「世界お伽噺とぎばなし法螺ほら博士物語」、曰く「カミ先生奇譚集きたんしゅう」、曰く「特許局編纂へんさん——永久運動発明記録全」
世にお伽噺おとぎばなしというものがある。猿や兎がものをいったり桃から子供が生まれたりする。事実としてあるべからざる虚偽の談である。
神代史の研究法 (新字新仮名) / 津田左右吉(著)
お高は、他人ひとごとのようにぼんやり聞いている。ぴったり来ないのだ。それは、まるでお伽噺とぎはなしだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私は大チャンが、なんでもこちらの希望するものを黒い上衣うわぎの中にかくしている、お伽噺とぎばなしの魔法使いのような気がした。
軍国歌謡集 (新字新仮名) / 山川方夫(著)