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伽噺
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おとぎばなし
ふりがな文庫
“
伽噺
(
おとぎばなし
)” の例文
世にお
伽噺
(
おとぎばなし
)
というものがある。猿や兎がものをいったり桃から子供が生まれたりする。事実としてあるべからざる虚偽の談である。
神代史の研究法
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
この間倉知で一寸見たロシア
伽噺
(
おとぎばなし
)
の巨人のように無邪気で面白かった(その家の人と云うのが)
日記:10 一九二四年(大正十三年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
それなのに老人は、汚れた縞の
袷
(
あわせ
)
から、垢染みたシャツの袖を
覗
(
のぞ
)
かせて、寒さに
顫
(
ふる
)
えていた。そしてその老人は、お
伽噺
(
おとぎばなし
)
の中にでも出て来る老人のように、長い白い
頤髯
(
あごひげ
)
を持っていた。
再度生老人
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
伽
漢検準1級
部首:⼈
7画
噺
漢検準1級
部首:⼝
16画
“伽”で始まる語句
伽藍
伽
伽羅
伽話
伽羅油
伽藍堂
伽婢子
伽羅枕
伽羅沙
伽草子