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伽婢子
ふりがな文庫
“伽婢子”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おとぎぼうこ
75.0%
とぎぼうこ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとぎぼうこ
(逆引き)
伽婢子
(
おとぎぼうこ
)
の昔から日本も随分怪談に恵まれているが、その話は多くは似たり寄ったりで、事実談として紹介されているものも大抵千遍一律である。
怪談綺談
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
「
伽婢子
(
おとぎぼうこ
)
」巻の十二に「
大石
(
おおいし
)
相戦
(
あいたたこう
)
」と題して、
上杉謙信
(
うえすぎけんしん
)
の
春日山
(
かすがやま
)
の城で大石が二つある日の夕方しきりにおどり動いて相衝突し夜半過ぎまでけんかをして結局互いに砕けてしまった。
化け物の進化
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
伽婢子(おとぎぼうこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
とぎぼうこ
(逆引き)
これが牡丹燈籠の
原話
(
げんわ
)
の
梗概
(
こうがい
)
であるが、この原話は
寛文
(
かんぷん
)
六年になって、
浅井了意
(
あさいりょうい
)
のお
伽婢子
(
とぎぼうこ
)
の中へ
飜案
(
ほんあん
)
せられて日本の物語となり、それから有名な円朝の牡丹燈籠となったものである。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
荻原は
隣家
(
りんか
)
の
翁
(
おきな
)
に注意せられて万寿寺に往ってみると浴室の後ろに
魂屋
(
たまや
)
があって、
棺
(
かん
)
の前に二階堂左衛門尉政宣の息女弥子
吟松院冷月居尼
(
ぎんしょういんれいげつきょに
)
とし、
側
(
そば
)
に古き
伽婢子
(
とぎぼうこ
)
があって
浅茅
(
あさぢ
)
と云う名を書き
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
伽婢子(とぎぼうこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“伽婢子”の解説
『伽婢子』(おとぎぼうこ)は江戸時代に編まれた浅井了意による仮名草子。寛文6年(1666年)刊行、全13巻。奇談(神仙奇異譚)を集めたもので、江戸時代前期に数多く編まれた同種の書物のさきがけとなった。御伽婢子とも。
(出典:Wikipedia)
伽
漢検準1級
部首:⼈
7画
婢
漢検1級
部首:⼥
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
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伽
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