“御伽婢子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとぎぼうこ75.0%
おとぎばふこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この「愛卿伝」はすでに浅井了意によって「御伽婢子おとぎぼうこ」に「藤井清六遊女宮城野みやぎのめとる事」と題して翻案されており、「浅茅が宿」は「御伽婢子」をも参照している。
雨月物語:04 解説 (新字新仮名) / 鵜月洋(著)
この「愛卿伝」はすでに浅井了意によって「御伽婢子おとぎぼうこ」に「藤井清六遊女宮城野みやぎのめとる事」と題して翻案されており、「浅茅が宿」は「御伽婢子」をも参照している。
剪燈新話せんとうしんわ」を飜案した浅井了意れういの「御伽婢子おとぎばふこ」は寛文くわんぶん六年の上梓じやうしである。爾来じらいかう云ふ怪談小説は寛政頃まで流行してゐた。たとへば西鶴の「大下馬おほげば」などもこの流行の生んだ作品である。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)