“浅井了意”の読み方と例文
読み方割合
あさいりょうい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方の『牡丹燈記』が浅井了意あさいりょういの『おとぎぼうこ』や、円朝えんちょうの『牡丹燈籠』に取り入れられているのは、どなたもく御存じのことでございましょう。
滑稽諧謔は徳川氏の治世ちせいに及び上下一般を通じていよいよその時代の精神をなすに至るの観あり。浅井了意あさいりょうい戸田茂睡とだもすい井原西鶴いはらさいかくの著作いづれもそのしょうとなすに足る。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
これが牡丹燈籠の原話げんわ梗概こうがいであるが、この原話は寛文かんぷん六年になって、浅井了意あさいりょういのお伽婢子とぎぼうこの中へ飜案ほんあんせられて日本の物語となり、それから有名な円朝の牡丹燈籠となったものである。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)