“打連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちつ75.0%
うちつらな12.5%
うちつれ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼間の程はつとめてこもりゐしかの両個ふたりの、夜に入りて後打連うちつれて入浴せるを伺ひ知りし貫一は、例のますます人目をさくるならんよとおもへり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
隅棚すみだなの枕時計ははた秒刻チクタクを忘れぬ。ますます静に、益す明かなるねやの内には、むなしともむなしき時の移るともなく移るのみなりしが、たちまち差入る鳥影の軒端のきばに近く、したる宮が肩頭かたさき打連うちつらなりてひらめきつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もらひしにも勝る嬉しさ喜ばしさ何れも怪我けがなき一同は打連うちつれ御門ごもんを出にけり斯て元益は音羽町へ立歸り我家を終了しまひて母の方へ同居なし醫業いげふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)