“薯”の読み方と例文
読み方割合
いも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれにしてからが、ジャガタラいもそのものに、すっかりおどかされちゃってるんだから。ことによると、外国の船でもやって来たかな
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「児玉さんにあつちや、われわれ大人はまるで大根かいもみたいに扱はれる。ぐいと握られて、いきなりブツリと注射だ。」
地獄 (新字旧仮名) / 神西清(著)
この二月の総選挙のとき、ある種の婦人たちは、参政権よりは、やすいいもの方がありがたい、と言葉に出していった。目の前の欲しさを強調した。
世界の寡婦 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)