“祭司”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいし66.7%
をしやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
記録の語る所によると、クリストは、「物に狂うたような群集の中を」、パリサイの徒と祭司さいしとに守られながら、十字架くるすを背にした百姓の後について、よろめき、歩いて来た。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
逾越すぎこしと云へる「たね入れぬ麺包パンまつり」近づけり。祭司さいしをさ学者たち、如何いかにしてかイエスを殺さんとうかがふ。ただ民をおそれたり。さて悪魔十二のうちのイスカリオテととなふるユダにきぬ。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
⦅これあ、祭司をしやうがとこの牧場ぢやないか。そうら、この籬も祭司をしやうんとこのぢや! もう、うちの瓜畑までは、ものの十町とはない筈ぢや。⦆