“さいしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最初90.7%
税所4.7%
最始2.3%
細書2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敦子あつこさまが、こちらで最初さいしょかれた境涯きょうがい随分ずいぶんみじめなもののようでございました。これが敦子あつこさま御自身ごじしん言葉ことばでございます。——
乳母めのと税所さいしょ敦子は——抱傅おもりやくの吉井は)
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
最始さいしょの博物学者は蛅蟖けむしの変じてまゆと成りしときは生虫の死せしと思いしならん、他日美翼を翻えし日光に逍遙するちょうはかつて地上に匍匐ほふくせし見悪みにくかりしものなりとは信ずることの難かりしならん。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
独り燈下に細書さいしょしたため、ようよう十二時頃書き終りて、今やしんに就かんとするほど、稲垣は帰り来りぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)