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釵子
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かざし
ふりがな文庫
“
釵子
(
かざし
)” の例文
衣桁
(
いこう
)
の下には、脱ぎっ放しの絹の
寝衣
(
ねまき
)
やら、
刺繍枕
(
ぬいまくら
)
が乱れていた。
錫
(
すず
)
の燭台の明りが流れている床に、珠の
釵子
(
かざし
)
が一本落ちているのを、宋江もチラと見た風だし、
婆惜
(
ばしゃく
)
もはっと気がついた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
有難味も真の
値打
(
ねうち
)
も……。よろしい、こん夜ここでの楮幣は、明日、わしの佐女牛の屋敷へ持参せい。——わが家の倉にある
伽羅
(
きゃら
)
、油、
宋
(
そう
)
の薬、白粉、
唐織
(
からおり
)
、珠、
釵子
(
かざし
)
、欲しい物と
交易
(
こうえき
)
してやる。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“釵子”の意味
《名詞》
宮中の女官が使用した髪飾りの一種。
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(出典:Wiktionary)
釵
漢検1級
部首:⾦
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“釵”で始まる語句
釵