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釵
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かざし
ふりがな文庫
“
釵
(
かざし
)” の例文
番の者へは、
持仏
(
じぶつ
)
やら
釵
(
かざし
)
を与えて、やっと得心させて来たのです。あの小宰相だけは、日頃からさも誇らしゅう、この廉子や権大ノ局の小屋の前を
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なまめかしい
廂髪
(
ひさしがみ
)
に美人草の
釵
(
かざし
)
をさした千代子の姿がプラットホームに現われた。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
そんな者の妻とは見えぬ
嫋々
(
なよなよ
)
しさであった。
梨
(
なし
)
の花みたいな皮膚である。いやいや、かりに五ツ
衣
(
ぎぬ
)
の
裳
(
も
)
を曳かせ、雲の
鬘
(
びんずら
)
に、珠の
釵
(
かざし
)
を
簪
(
かざ
)
させなば……と、鬼六は
眩
(
めまい
)
のような空想にとらわれた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“釵”の意味
《名詞》
(サイ)琉球古武術で使われる十手に似た武器の一つ。
(出典:Wiktionary)
“釵”の解説
釵(さい)は、琉球古武術で使用される武器の1つである。釵という漢字は本来「かんざし」の意味で、形がかんざしに似ているので釵と表記されるようになったと言われている。
(出典:Wikipedia)
釵
漢検1級
部首:⾦
11画
“釵”を含む語句
釵子
金釵
銀釵
花釵
金釵玉簪
他釵軃玉斜横
士班釵
宝釵
月釵
松釵
羚釵懸
薔薇釵
衣衾釵珥
金釵環簪
金鳳釵
銀釵筥迫