“攩網”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たま60.0%
すくひだま20.0%
たも20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分のすぐと後ろの方へそのまま持って行くので、そうすると後ろに船頭がいますから、これが攩網たまをしゃんと持っていましてすくい取ります。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かきあみとは攩網すくひだまなり、鮏をすくるをいふ。そのすくだまの作りやうは又ある木のえだげあはせて飯櫃いひびつなりに作りこれにあみふくろをつけ、長きありてすくふたよりとす。
銀子はそこで七八つになり、昼前は筏に乗ったり、攩網たもふなすくったり、石垣いしがきすきに手を入れて小蟹こがにを捕ったりしていた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)