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攩網
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たま
ふりがな文庫
“
攩網
(
たま
)” の例文
自分の
直
(
すぐ
)
と後ろの方へそのまま持って行くので、そうすると後ろに船頭がいますから、これが
攩網
(
たま
)
をしゃんと持っていまして
掬
(
すく
)
い取ります。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
珠数子釣りは鉤は無くて、餌を
綰
(
わが
)
ねて輪を作る、それを鰻が呑み込んだのを
攩網
(
たま
)
で掬って捕るという仕方なのだ。
夜の隅田川
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と挨拶して、裏へ廻って
自
(
みずか
)
ら竿を取出して
攩網
(
たま
)
と共に
引担
(
ひっかつ
)
いで来ると、
茶店
(
ちゃや
)
の婆さんは
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その時予の
後
(
しりえ
)
にあって
攩網
(
たま
)
を
何時
(
いつ
)
か手にしていた少年は機敏に
突
(
つ
)
とその魚を
撈
(
すく
)
った。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“攩網(たも網)”の解説
たも網(攩網、たもあみ)は、袋状にした網を、木、竹、金属、炭素繊維で作った円形(楕円形)あるいは三角形の枠に結び付け、さらに柄を取り付けたものすくい網の一種。
(出典:Wikipedia)
攩
部首:⼿
23画
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“攩”で始まる語句
攩