“綰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わが75.0%
6.3%
6.3%
たば6.3%
わがね6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼鼻、口耳、皆立派で、眉は少し手が入っているらしい、代りに、髪は高貴の身分の人の如くに、わがねずに垂れている、其処が傲慢ごうまんに見える。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
振分ふりわけかみみじか春草はるくさかみくらむいもをしぞおもふ 〔巻十一・二五四〇〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「親分、わたしがげてあげましょう」
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
綱線をたばねて叩き潰して更にそれを引き伸したような山の空線は、山体に磅礴ほうはくした鬱勃うつぼつの気がはち切れる程に籠って、火花が散るように鋭く閃いている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
なほ柔かき黒髮のわがねの波を、——
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)