)” の例文
振分ふりわけかみみじか春草はるくさかみくらむいもをしぞおもふ 〔巻十一・二五四〇〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
振分髪というのは、髪を肩のあたりまで垂らして切るので、まだ髪を結ぶまでに至らない童女、また童男の髪の風を云う。「く」は加行下二段の動詞で、髪をたばねあげることである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)