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小蟹
ふりがな文庫
“小蟹”の読み方と例文
読み方
割合
こがに
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こがに
(逆引き)
銀子はそこで七八つになり、昼前は筏に乗ったり、
攩網
(
たも
)
で
鮒
(
ふな
)
を
掬
(
すく
)
ったり、
石垣
(
いしがき
)
の
隙
(
すき
)
に手を入れて
小蟹
(
こがに
)
を捕ったりしていた。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
庭へおりて見ると、
小篠
(
こざさ
)
の芽が、芝にまじって、
健
(
すこ
)
やかな青さで出ていた。そのかげを赤い
小蟹
(
こがに
)
が、横走りに
駈
(
か
)
けたり、
鋏
(
はさみ
)
で草を摘んで食べている。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ふと貞之助は、足許に
小蟹
(
こがに
)
が二匹ちょろちょろ歩いているのを見つけたが、大方この蟹どもは今の小川が氾濫したので、線路の上へ逃げて来たのであろう。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
小蟹(こがに)の例文をもっと
(9作品)
見る
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
蟹
漢検準1級
部首:⾍
19画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父
“小蟹”のふりがなが多い著者
江見水蔭
槙本楠郎
徳田秋声
谷崎潤一郎
北原白秋
長谷川時雨
吉川英治
泉鏡花