“ジプシイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
波斯25.0%
漂泊女25.0%
漂泊者25.0%
遍路芸人25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その国の野蛮に派手な服装をした印度インド人の一ぐんと、青い服を着けた波斯ジプシイの男の踊子とだけは特に雇はれて居るらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ことに今度のカルメンなどは、彼女に最も適した漂泊女ジプシイの女であり、鼻っぱりの大層強い性格で、適役はまりやくでなければならないのに、どうもいきが弱かったと言った。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
暗い冬の夜の呻吟うめきに惱ませられた北方漂泊者ジプシイのわたしは
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
つもっても知れる……世界を流れ渡る、この遍路芸人ジプシイも、楽屋風呂はどうしても可厭いやだと云って、折たたみの風呂を持参で、奈落で、沐浴ゆあみをするんだそうだっけ。