“ひょうはくしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漂泊者50.0%
飄泊者50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭園ていえん主人しゅじんは、とうとうそこにいままでいた、漂泊者ひょうはくしゃをその庭園ていえんからしてしまいました。
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
約束やくそくしたはるがくると、これらの漂泊者ひょうはくしゃは、たのしいおもいで、そのしまかえってゆきました。
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれど、ここにあつまった、漂泊者ひょうはくしゃは、もうここにじっと、おちついてしまうということはできませんでした。かれらは、このひろ世界せかい自由じゆうあるきまわらなければ、のすまぬひとひとたちでした。
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ガボオの音楽堂に上った時でも、何時いつでも彼は心の飄泊者ひょうはくしゃとしてであった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)