トップ
>
波斯
>
ペルシア
ふりがな文庫
“
波斯
(
ペルシア
)” の例文
和漢古今の画と文学とを通じて、ないしは繊細の美を誇りとする
印度
(
インド
)
・
波斯
(
ペルシア
)
の芸術の中を求めても、恐らくはこの如き光景はなかった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
欧羅巴
(
ヨーロッパ
)
の穉物語も多くは
波斯
(
ペルシア
)
の
鸚鵡冊子
(
おうむさっし
)
より伝はり、その本源は印度の古文にありといへば、東洋は実にこの可愛らしき詩形の家元なり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
赤い血のような
波斯
(
ペルシア
)
絨毯、間接光線は四方の
長押
(
なげし
)
からほのぼのと照して、
如何
(
いか
)
なるものにも陰影を作らせないのは、なかなかな心憎き設計です。
法悦クラブ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
パーシー宗徒は猫も鼠も魔物としながら猫ほどに鼠を忌まず(一六七六年パリ板タヴェルニエーの『
波斯
(
ペルシア
)
紀行』四四二頁)
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
以下
猶太
(
ユダヤ
)
人中にあっては罪人に石を抛げ附けて殺す話から、旧約全書中のハンギングの語の意味、エジプト人の話、
波斯
(
ペルシア
)
人の話など、ほとんど原論文の句を追っての訳である。
寒月の「首縊りの力学」その他
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
▼ もっと見る
露国の
聖彼得堡
(
サンクトペテルブルグ
)
に一人の有名な学者がある。その人は
波斯
(
ペルシア
)
教の経典『ゼンダ、アヴェスタ』に通じ、波斯古代の文学に精しく、しかして年齢は八十ばかりになっているそうだ。
教育の目的
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
一六七六年版タヴェルニエーの『
波斯
(
ペルシア
)
紀行』には
拝火
(
ゴウル
)
教徒兎と
栗鼠
(
りす
)
は人同様その雌が毎月経水を生ずとて忌んで食わぬとある。果して事実なりや。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
タヴェルニエーの『
波斯
(
ペルシア
)
紀行』に、バルサラに草乏しきより、魚の頭と
波頭棗
(
デート
)
の核を牛に飼うといい、マルコ・ポロの書には、アラビヤのユシェル国は世界中もっとも乾いた地で草木少しも生ぜず
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
これに似た話ラヤードの『
波斯
(
ペルシア
)
スシヤナおよび
巴比崙初探検記
(
バビロンしょたんけんき
)
』(一八八七年版)にクジスタンで馬が獅を怖るる事甚だしく獅近処に来れば眼これを見ざるにたちまち鼻鳴らして絆を切り逃げんとす
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“波斯”の意味
《固有名詞》
波斯(ハシ、ハルシャ、ペルシャ)
ペルシア。
(出典:Wiktionary)
“波斯(ペルシア)”の解説
ペルシア、ペルシャ(el: Περσία)は、現在のイランを表すヨーロッパ側の古名である。漢名は波斯(はし)・波斯国(はしこく)。波斯と書いてペルシャ、ペルシヤと読ませることもある。イランの主要民族・主要言語の名称でもある。
(出典:Wikipedia)
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
斯
漢検準1級
部首:⽄
12画
“波斯”で始まる語句
波斯人
波斯匿
波斯匿王
波斯文字
波斯紀行
波斯猫
波斯産
波斯縁
波斯辺
波斯青