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裁着
読み方 | 割合 |
たッつけ | 55.6% |
たっつけ | 33.3% |
たつゝけ | 11.1% |
面長く髪の白きが、草色の
針目衣に、
朽葉色の
裁着穿いて、
草鞋を
爪反りや、
巌端にちょこなんと
平胡坐かいてぞいたりける。
岡山頭巾で顔をつつみ、半纏の代わりに黒の
短羽織を着、股引の代わりに
裁着を
穿き、そうして腰に一本ずつ、短い刀を差していた。
と
此の
時濠端へ
駆つけたは、もつぺと
称へる
裁着やうの
股引を
穿いた
六十余りの
背高い
老爺で、
腰から
下は、
身躰が
二つあるかと
思ふ、
大な
麻袋を
提げたのを、
脚と
一所に
飛ばして
来て