“川長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわちょう90.0%
かはをさ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浜納屋はまなやづくりのいろは茶屋が、軒並のきなみの水引暖簾のれんに、白粉おしろいの香を競わせている中に、ここの川長かわちょうだけは、奥行のある川魚料理の門構え。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今夜、さじきにお見えになっている土部さまから、はねてから、柳ばしの川長かわちょうで、一献いっこんさし上げたいというおはなしだそうですが——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
さしかへる宇治の川長かはをさ朝夕の雫や袖をくたしはつらん
源氏物語:47 橋姫 (新字新仮名) / 紫式部(著)