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初瀬
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はつせ
ふりがな文庫
“
初瀬
(
はつせ
)” の例文
初瀬
(
はつせ
)
吉野
(
よしの
)
宮古
(
みやこ
)
の沈没などをも考えて、「はたして最後の勝利を占めることができるだろうか」という不安の念も起こった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
西
生駒
(
いこま
)
、
信貴
(
しぎ
)
、金剛山、南吉野から東
多武峰
(
とうのみね
)
初瀬
(
はつせ
)
の山々は、大和平原をぐるりと
囲
(
かこ
)
んで、
蒼々
(
そうそう
)
と暮れつゝある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
立往生
(
たちおうじょう
)
をする代りに、籠堂へ坐り込んで一夜を明かした、が、百八
煩悩
(
ぼんのう
)
を払うというなる
初瀬
(
はつせ
)
の寺の夜もすがらの鐘の音も、竜之助が尽きせぬ
業障
(
ごうしょう
)
の闇に届かなかった。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その夜の十時頃、妹の
田鶴
(
たづ
)
さん、不二子さん、
水脈
(
みを
)
さん、
初瀬
(
はつせ
)
さん、健次君、丸山君、藤沢君等を部屋に呼び、『おれはなるべく物を云はぬから、そつちでお茶を飲んで呉れ』
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
初瀬
(
はつせ
)
ざんげ
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「さて、明日は大和へ入って
萩原
(
はぎわら
)
へ泊る、それから
宇陀
(
うだ
)
の松山へ出ようか、
初瀬
(
はつせ
)
へかかろうか」
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
御室
(
みもろ
)
斎
(
つ
)
く
三輪山
(
みわやま
)
見
(
み
)
れば
隠口
(
こもりく
)
の
初瀬
(
はつせ
)
の
檜原
(
ひはら
)
おもほゆるかも 〔巻七・一〇九五〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“初瀬”の解説
初瀬(はせ)は、奈良県桜井市の地名。古くは「はつせ」と呼ばれ、「泊瀬」とも表記した。初瀬山には西国三十三所第八番の長谷寺がある。
(出典:Wikipedia)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“初瀬”で始まる語句
初瀬詣
初瀬留
初瀬山
初瀬蛍
初瀬河原