“そわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつの間にか跫音を忍ばせて、そわにテロルを加えた赤ら顔の水兵上りの看守が金網に胸をおっつけてこっちを覗いている。
刻々 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
またまれに淵に臨んだそわやホキの無用の岩ガラに、藤がえていても採る人が多ければ補充が続かなくなる。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
自分が廊下を行き来するのを、ほかに見るもののない監房の男たちがじっと眺めているのだが、そわが大きな声で
刻々 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ツルは熊野の北山川の瀞八丁どろはっちょうのトロと同じく、滝に落ちんとしてしばらくたたえた静かなる水ではなかったかと思うが、今ではとにかくに出流などの字を宛てて、そわの下の狭い流れの
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
第二房にいるそわという青年が薬を買って貰いたいと看守に要求した。
一九三二年の春 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
イワハケ 岩の傾きたるそわ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)