“そへ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
添	66.7%
副	16.7%
岨	16.7%

添

付させられ懷姙（くわいにん）し母お三婆の許（もと）へ歸る砌（みぎり）御手づから御墨付（すみつき）と御短刀（たんたう）を添（そへ）て下し置れしが御懷姙の若君（わかぎみ）は御誕生（たんじやう）の夜空（むな）しく逝去遊（おかくれあそ）ばせしを

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

副

我を主にして汝不足でもあらうが副（そへ）になつて力を仮してはくれまいか、不足ではあらうが、まあ厭でもあらうが源太が頼む、聴ては呉れまいか、頼む／＼、頼むのぢや、黙つて居るのは聴て呉れぬか

五重塔 (新字旧仮名) ／ 幸田露伴(著)

岨

天皇は吉野を出て宇治の奥、田原^ノ里で、里人の情の煨（ヤ）き栗・ゆで栗を傍（カタ）山の岨（そへ）に埋めて、わが身栄ゆるものならば、此栗生え出る様に、とうけひ給うたら、栗が生え出した。

愛護若 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)