“仕兼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか80.0%
しかね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
助手の失敗は教諭の失敗でありますから、責任感の強いS教諭は、ことによると引責辞職をするか、或は自殺をも仕兼しかねないだろうと考えたのです。
痴人の復讐 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
けてれば遺失おとしさうだ、——とつて、そででも、たもとでも、う、うか/\だとられも仕兼しかねない。……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それから女のこつを飲むなどは以ての外で、七周忌目に箪笥たんす抽斗ひきだしから、亭主をこきおろした日記を発見めつけたからといつて、一度くだした後ではうとも仕兼しかねるではないか。