“遺失”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おと80.0%
おとし13.3%
いしつ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けてれば遺失おとしさうだ、——とつて、そででも、たもとでも、う、うか/\だとられも仕兼しかねない。……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
自分は右の遺失おとした人の住所姓名が解るや直ぐと見事な言訳を自分で作って、そしてほとんど一道の光明を得たかのように喜こんだ。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
貝塚かひづかなかからは貝殼かひがらほねのようなものゝほかに、その時分じぶん人間にんげん使用しようしてゐた石器せつきだとか骨器こつきだとか、また土器どきだとかの破損はそんしてすてられたものや、あるひは遺失いしつしたものなどが發見はつけんせられます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)