“兼(かねし)” の例文
石本君、生別又兼(かねし)死別時、僕は慇懃(いんぎん)に袖を引いて再逢の期(ご)を問ひはせん。君も敢てまたその事を云ひ給ふな。たゞ別れるのだ。別れて君は郷国(くに)へ帰り、僕は遠い処へ行くまでだ。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)