“白紅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくこう50.0%
はっこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれどもはなひらいて絢爛けんらんたり。昌黎しやうれいうるところ牡丹ぼたんもとむらさきいま白紅はくこうにしてふちおの/\みどりに、月界げつかい採虹さいこう玲瓏れいろうとしてかをる。はなびらごとに一聯いちれんあり。なるかないろ分明ぶんみやうにしてむらさきなり。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その一角と一角とが、いまや入り乱れて、み合っていた。折々、喊声かんせいは天をふるわし、鎗刀の光は日にかがやいて白い。どよめく度に、白紅はっこうの旗や黄緑こうりょくはいは嵐のように揺れに揺れている。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)