“張玉”の読み方と例文
読み方割合
ちょうぎょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とき耶、燕王の胸中颶母ばいぼまさに動いて、黒雲こくうん飛ばんと欲し、張玉ちょうぎょく朱能しゅのうの猛将梟雄きょうゆう、眼底紫電ひらめいて、雷火発せんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
初め燕王えんおうの師のづるや、道衍どうえんいわく、師はいて必ずたん、たゞ両日をついやすのみと。東昌とうしょうよりかえるに及びて、王多く精鋭を失い、張玉ちょうぎょくうしなうをもって、意やや休まんことを欲す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
太祖おおいに喜び、これより後しばしば諸将をひきいて出征せしむるに、毎次功ありて、威名おおいふるう。王既に兵を知りたたかいる。加うるに道衍どうえんありて、機密に参し、張玉ちょうぎょく朱能しゅのう丘福きゅうふくありて爪牙そうがる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)