“道衍”の読み方と例文
読み方割合
どうえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建文いまだ死せず、従臣のうち道衍どうえん金忠きんちゅうの輩の如き策士あって、西北の胡兵こへいを借るあらば、天下の事知る可からざるなり。鄭和ていか胡濙こえいづるある、徒爾とじならんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
帝のかたえには黄子澄こうしちょう斉泰せいたいあり、諸藩を削奪さくだつするの意、いかでこれ無くしてまん。燕王えんおうかたえには僧道衍どうえん袁珙えんこうあり、秘謀を醞醸うんじょうするの事、いかでこれ無くして已まん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
劉秉忠りゅうへいちゅうを慕うの人道衍どうえんは其の功を成して秉忠の如くなるを伯夷はくいを慕うの人方希直ほうきちょくは其の節を成して伯夷に比せらるゝに至る。王思任おうしじん二律の一に句あり、曰く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)