“金忠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんちゅう50.0%
かねただ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建文いまだ死せず、従臣のうち道衍どうえん金忠きんちゅうの輩の如き策士あって、西北の胡兵こへいを借るあらば、天下の事知る可からざるなり。鄭和ていか胡濙こえいづるある、徒爾とじならんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕王笑って曰く、が年まさに四旬ならんとす、鬚あにまた長ぜんやと。道衍こゝに於て金忠きんちゅうというものをすすむ。金忠も亦きんの人なり、わかくして書を読みえきに通ず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
豊雄の姉が嫁にいっている先は、大和の石榴市つばいちという所で、田辺たなべ金忠かねただという商人であった。
二郎の姉が家は、二一三石榴市つばいちといふ所に、田辺たなべ金忠かねただといふ商人あきびとなりける。