“石榴市”の読み方と例文
読み方割合
つばいち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豊雄は知った人に顔を見られるのが恥かしいので、大和の姉の許へ往った。その姉の家は泊瀬寺はつせでらに近い石榴市つばいちと云う所にあって、御明灯心みあかしとうしんの類を売っていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
豊雄の姉が嫁にいっている先は、大和の石榴市つばいちという所で、田辺たなべ金忠かねただという商人であった。
二郎の姉が家は、二一三石榴市つばいちといふ所に、田辺たなべ金忠かねただといふ商人あきびとなりける。