“海石榴市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つばいち50.0%
ツバイチ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾後その椎を作った処を海石榴市つばいちというと記す。山茶つばきの木は粘き故当り烈しく、油を搾る長杵ながきねにするに折れず。犬殺しの棒は先を少し太くし、必ずこの木を用ゆ。
大和にも豊後にも、海石榴市ツバイチがあつた。市は、山人が出て来て鎮魂して行く所である。此時、山人が持つて来た杖によつて、市の名が出来たものである。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)