“醞醸”のいろいろな読み方と例文
旧字:醞釀
読み方割合
うんじょう92.9%
うんぢやう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸の内一帯の新文明?はかくの如くして醞醸うんじょうされて来るのである。和服に長靴を穿いているうちには新工夫が出来るかも知れぬ。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
一〻いちいち例を挙げていることも出来ないが、大概日本人の妄信はこの時代に醞醸うんじょうし出されて近時にまで及んでいるのである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
慶応三年の冬、此年頃醞醸うんぢやうせられてゐた世変がやうやく成熟の期に達して、徳川慶喜よしのぶ大政たいせいを奉還し、将軍の職を辞した。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)