“うんぢやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醞醸50.0%
醞釀50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶応三年の冬、此年頃醞醸うんぢやうせられてゐた世変がやうやく成熟の期に達して、徳川慶喜よしのぶ大政たいせいを奉還し、将軍の職を辞した。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
後鳥羽院は盟主として、その朋党の間に醞釀うんぢやうせられた潮流に、第一義の素質的創作動機を落された。さうして、第二義以下の趣味や、一時的な興奮を、逐ひ続けてゐられたのである。