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黒羅紗
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くろらしや
ふりがな文庫
“
黒羅紗
(
くろらしや
)” の例文
金六が懷ろから出して見せたのはその頃では申分のない贅澤とされた、
黒羅紗
(
くろらしや
)
の懷ろ煙草入、
銀延
(
ぎんのべ
)
の細い煙管まで添へてあつたのです。
銭形平次捕物控:123 矢取娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
次に
略
(
ほゞ
)
格之助と同じ支度の平八郎が、
黒羅紗
(
くろらしや
)
の羽織、
野袴
(
のばかま
)
で行く。
茨田
(
いばらた
)
と杉山とが
鑓
(
やり
)
を持つて左右に随ふ。
若党
(
わかたう
)
曾我
(
そが
)
と
中間
(
ちゆうげん
)
木八
(
きはち
)
、
吉助
(
きちすけ
)
とが
背後
(
うしろ
)
に附き添ふ。次に
相図
(
あひづ
)
の太鼓が行く。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
此
(
この
)
人の
紹介
(
せうかい
)
で
社中
(
しやちう
)
に加はる事になつたのでした、
其頃
(
そのころ
)
巌谷
(
いはや
)
は
独逸協会学校
(
どいつけふくわいがくかう
)
に
居
(
ゐ
)
まして、お
坊
(
ばう
)
さんの
成人
(
せいじん
)
したやうな少年で、
始
(
はじめ
)
て
編輯室
(
へんしうしつ
)
に来たのは学校の
帰途
(
かへり
)
で、
黒羅紗
(
くろらしや
)
の
制服
(
せいふく
)
を着て
居
(
ゐ
)
ました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夏
(
なつ
)
、
黒羅紗
(
くろらしや
)
の
半外套
(
はんぐわいとう
)
、いくら
雨模樣
(
あまもやう
)
でも
可怪
(
をか
)
しい
扮裝
(
みなり
)
だ。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
紗
漢検準1級
部首:⽷
10画
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴