“さちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左仲60.0%
佐仲20.0%
砂中20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いえ、——あれは猫の子のやうな人間で、屋敷の中へまぎれ込んだあつしを見付けても、ニヤリニヤリして居ましたが、怖いのは用人の石澤左仲さちうで、いきなり刀を
目黒へ行く前、南の奉行所へ一寸顏を出して、書き役の遠藤佐仲さちうに逢ひ
きるとは、ふたたびわれかへるの意にして、ふたゝびわれに帰るとは、ねがひにもあらず、のぞみにもあらず、気高けだかき信者の見たる明白あからさまなる事実じじつなれば、聖徒イノセントの墓地によこたはるはなお埃及エジプト砂中さちうに埋まるが如し。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)