“したたかもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
強者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はぐんぐん取ッちめてやると女もなかなかの強者したたかもので、策略家ですよ。咄嗟に考えたんでしょうが、金庫からお金を出して私の懐中に押し込み、殺したのは伯爵ですよ。
鉄の処女 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
賑やかな人で、自分の家の二階で八人芸をやっていると、まったくだまされるほど、大勢おおぜいっているようにきこえた。かみさんは新宿あたりのあがりもの(遊女の)で、強者したたかものだった。
美人局つつもたせで産を成したという、強者したたかもの
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)